部屋の片付けに行ってきました
2009/01/22一人暮らしのお母様が入院、もう退院の見込みはないのでアパ-トの荷物を全部片づけてほしいとの連絡がありました。娘さんは遠いところに住んでおられ
「途方にくれていました」と。
遺品整理を頼まれる時がありますが、それとあまり変わりません。
急に倒れられたのでしょう。炊飯器にはひからびたご飯、電源の切られた冷蔵庫には少しばかりの食材が入っており、雑然とした様子は二ヶ月くらい前まで住んでおられた事を物語っていました。整理していくうちにその方の暮らしぶりがおぼろげながら見えてきます。
最近は一人暮らしの高齢者が多くなりこういうことは珍しくありません。
高齢になって来ると何時倒れるか最期の時が来るか分かりません。この方も「まだまだ大丈夫」と思っておられたことでしょう。ですからもう戻れない家のことを思うと無念の思いがあられると思います。
何回もこういう仕事に遭遇すると我が事に置き換えて考えさせられます。
最期は一人なんだ。みんなこの世に置いて行かねばならない。残した物が
私の人生を物語るとしたら・・・ああ恥ずかしい、要らない物は捨てなきゃ・・と。
しかし、まだまだしなきゃいけないことが山ほどある、あれもこれも必要な物だ、と考えていると、悲しいかなこれが捨てられないんですよね-!